1. |
インターネット
02:09
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代り映えのしない退屈な暗闇を
照らすカラフルな画面
この狭い部屋から
まだ見たことないところへ飛んでいけ
僕らのインターネット
指を動かすだけで開ける
無限の可能性が導く僕たちの行く末
どこまでも広い空間
好きなものいくらでもそこにはある
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2. |
endou
03:39
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「いま何時?」
起きたらとっくに昼過ぎで
カーテンの隙間覗いた灰色
部屋の暗さに目が慣れるまで36秒
記憶がないな うまれたばかりみたいだ
脳を包む膜を剥がして
鏡映る知らない人こんな顔してたっけ
排水溝の渦巻きに流れる誰かの感情を
惜しむ暇もないよ
いっそのこと消えてしまいたい
「もうウンザリだ」
どこにもいけない、水じゃないから
混ぜても溶けない、水じゃないから
どこにもいけない、水じゃないから
混ぜても溶けない、水じゃないから
アパシーな無菌室
箱の中で揺れている
外に溢れる邪魔なノイズ
ガラス張って耳を塞ぐ
どこにもいけない、水じゃないから
混ぜても溶けない、水じゃないから
どこにもいかない、意味がないから
混ざること自体、意味がないから
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3. |
エクストラバガンザ
01:40
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4. |
夜光遊泳
01:34
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波頭が砕けて飛沫
鏡は滑って揺蕩う星空を
水面から眺めているの
言葉もなく
輪郭がボヤけてる
スッと黒に溶けて散る
浮かんでは消えてく
ひとり泳ぐ上下左右の不確かな帝国を
アンチグラビティだここは
泡になったっていいのさ
絶え間のない無限の波、潜って
未知の世界、息継ぎも忘れる
月の光さえ躊躇うような深いところへ
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5. |
カレーがいい
01:42
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「やっほー」
「えっどこ」
鋏をなくした美容師
街の蜃気楼
飴をコロコロ舌先で転がす
「ていうか、ねぇ」
カメラの隠した飛行機
「笑って笑って!」
掌で目を覆う
風と遊ぶ後ろ髪に見惚れていた
君と歩くふたり帰り道を淡い心のまま
豚肉、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジン
「晩御飯はカレーがいい」
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6. |
レーム / 青
02:06
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ハリボテの中古品が
鼓膜を震わせていた
だいたいの廉価版は
燃えるゴミと一緒に捨てた
唯一無二のフリをした
手垢まみれの創作料理屋
こういうのが好きなんですか
似たり寄ったりつまんないな
明日はきっと晴れるだろう
どうしようもないほど
明日はきっとなにもない
青に僕は落ちるだろう
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7. |
本日定休日
01:46
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怒っては泣いて
かと思えば笑って
なんともまぁ忙しい僕ら
たまには何も考えない日が
あったっていいよ
多分そうだ
ゴロゴロしてたい
気がすむまでずっと
ゴロゴロしてたい
洗濯物たたまなきゃ
散歩したら脚痛くなった
疲れたから早く寝よう
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8. |
末路
03:24
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先細りの螺旋階段登っては降りて
無駄に疲れてるだけだ
巻き戻しのボタンを押せるなら
無色透明なあの頃に戻りたい
後悔なんてしたことないと思っていた
なんとなくで生きてきたから
だけど本当はもう知っているんだ
惰性で掴んだ退屈な未来を
重たい心を引きずっている
頼りない足取りで
セーブ地点なんてなかった
自分で決めたことだから
揺らいでも選んだなら
もうそれでいいや
I just wanna feel alive now
どうでもよくなって
すべてを捨てたって
人生は続く、でも
このあと数十年
気持ちを殺して
生きていくことに意味はあるの
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9. |
刹那
01:34
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未来の話ばかりして怯えてる
今が枯れていく
耐え忍ぶだけ時が過ぎるのを
何のため誰のため僕はここで息をしてる
やりたいことなどどこにもないよ
今を生きたいそれだけなのに
わけもわからず息切らして借り物競走
この虚しさに胸潰されても
晴れないでよ
真昼の月が浮かぶ
青い空を見てると泣きたくなるんだ
打ち上がったボールのような
虚空に吸い込まれた声は
投げても返事のない押し問答
気づけば僕はひとりだ
何もかも無意味だと諦めに覆われて
もがくことさえせずに
明日に向かって唾を吐いていた
いつかなんて日は来ない
このときが僕のすべて
七色に瞬く刹那の中で
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